この記事をかんたんに書くと…
- 格安SIMは、ほとんどが契約時に本人名義のクレジットカードが必要
- 契約後であれば別名義でも大丈夫であったり、名義を一つにすればほとんどが可能
- Y!mobileやBIGLOBE SIM、NifMoやmineoでは家族割でお得に
答えは「契約する格安SIMによって異なりますが、できます。」
スマホの月額料金が安くなることで人気の「格安SIM」ですが、契約の際には本人名義のクレジットカードが必要だったりします。そうなると、クレジットカードを持っていないと契約出来なかったり、同じ家族なのに、請求が別々になってしまったりといった、不便なことになってしまいますね。
ただ、最近では家族での利用者も多くなっていることから、家族でまとめて支払いが出来たり、口座引き落としやデビットカードによる引き落としが出来たり、色々と支払方法の不便さも解消されつつあります。そこで、格安SIM毎に、家族で支払いをまとめることができるかどうかを、調べてみました。
目次
楽天モバイルは「できる」
楽天モバイルは、契約時には本人名義のクレジットカードでなければなりません。
その為、家族の場合でも最初の契約の請求は別々になってしまいます。ただ、契約完了後のクレジットカードに関しては、本人名義のクレジットカードの必要はありません。
その為、支払い方法のクレジットカードを、まとめたい家族のクレジットカードに変更することで、支払いをまとめることが出来ます。変更は管理画面からいつでも行うことができます。ただ、口座振替の場合には、別名義はできない為、支払いをまとめたい場合には、クレジットカードを利用する必要があります。
Y!mobile(ワイモバイル)は「できる」
ワイモバイルでは、最初の契約時から、家族として契約して、支払いもまとめることが出来ます。さらに、支払いがまとまるだけでなく、「家族割」が適用され、2回線目以降の月額料金から、毎月500円割引されます。
家族同士は通話無料などといったサービスはありませんが、500円割引される為、家族で契約する場合には、「家族割」を適用させることで、お得に利用することができます。
IIJmioは「携帯電話の名義を一つにする必要がある」
IIJmioは、契約時に本人名義のクレジットカードが必要で、契約完了後も本人名義のクレジットカードの必要があります。その為、別々に契約した場合には、家族で契約する場合でも支払いは別々になってしまいます。
ただ、一つの契約で、複数のSIMを利用するという形で契約すれば、支払いをまとめることが可能です。その為、IIJmioにMNPする前に、携帯電話の名義を1つにまとめる必要があります。
支払いをまとめたい携帯電話の名義を1つにまとめたら、まずは1回線だけIIJmioにMNPします。契約が完了したら、同じmioIDでSIMを複数契約し、他の電話番号もMNPします。そうすることで、支払いをまとめることができます。
こうすることで、支払いをまとめられるだけでなく、さらに「10分かけ放題」のオプションも、家族回線への通話という扱いになり、家族への通話は30分かけ放題になります。さらに、超過した際の通話料金も、家族間の通話の場合には割引されるのでお得に利用出来ます。
OCN モバイル ONEは「できる」
OCN モバイル ONEは、楽天モバイルと同じで、契約後に支払いをまとめることがきます。
契約時は本人名義のクレジットカードが必要になるのですが、契約完了後であれば、別名義のクレジットカードでも問題ないので、契約をまとめたいクレジットカードに登録し直せば完了です。
OCN モバイル ONEの場合、特に家族間でお得になるようなサービスはありません。
しいていえば、大容量プランがあるので、家族間で容量シェアをすれば、割安で利用することができます。
>> OCN モバイル ONEが大容量プランを追加。シェアすれば月に5GB使えて月額1,337円
BIGLOBE SIMは「家族会員の利用でできる」
BIGLOBE SIMはIIJmioと同じで、名義を1つにすることで、支払いをまとめることができます。まずは家族のうちの代表者を契約(親ID)して、他の契約は、子IDという形で、親IDに追加する形で契約します。
こうすることで、家族会員として契約され、家族会員(子ID)は毎月200円の割引きが適用されるので、大変お得です。通常は6GBのプランなら月額2,150円なのですが、家族会員であれば月額1,950円で利用できるということになります!
さらにBIGLOBE SIMは、家族間で容量をシェアすることで、他の格安SIMと比べても、大変お得に利用できので、家族で利用する場合にはおすすめの格安SIMになります。
>> 格安SIMで家族シェアはお得?逆に高くなることがあるので注意
NifMo(ニフモ)は「できる」
NifMoは名義が異なっていても、支払いをまとめることができます。さらにNifMoの場合、別名義で契約をした後でも、家族会員(子ID)に変更することが可能となっています。
さらに、NifMoの場合、ファミリープログラムとして、1回線あたり0.5GBが毎月プレゼントされるので、月3GBの契約でも、月3.5GB使えるようになります。私としては、容量よりも月額料金が値引きになった方が良いですが、何も特典がないよりはお得になりますね!
mineo(マイネオ)は「できる」
mineoは楽天モバイルやOCN モバイル ONEと同じで、契約完了後に変更できます。
やはりmineoも契約時は本人名義のクレジットカードが必要になりますが、契約完了後は本人とは別名義のクレジットカードへ変更することで、支払いをまとめることができるようになります。
また、mineoの場合には、別契約の回線でも、家族割を申し込むことで、1回線あたり毎月50円割引されます。家族割の申請は、マイページより行うことができるので、家族で契約する際には、忘れずに適用するようにしましょう。
DMM モバイルは「できない」
唯一、DMMモバイルはできません。
同一名義で複数回線を利用する場合でも、音声SIMとして複数は契約できない為、どのようにしても支払いをまとめることはできないようです。DMM モバイルは、業界最安値と言っているだけあって、月額料金は他の格安SIMよりも安い水準となっています。
その為、できるだけ安く利用すると割り切って、支払いは別々で契約するというのも一つかと思います。
まとめ
MNPする前に「携帯電話の名義を1つにまとめる」というのは、少々面倒ではありますが、格安SIMで家族会員として利用する為には必要になります。名義が異なっていると、MNPができないので気をつけたい点になります。上手に家族間の割引や支払いを一つにまとめて、よりお得にスマホを利用していきたいですね。
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また、名義を一つにまとめるのが面倒な場合や、DMM モバイルのように、どのようにしても支払いをまとめられない場合には、クレジットカードの家族カードを使って、間接的に支払いをまとめるのも手かと思います。