この記事をかんたんに書くと…
- 格安SIMを使っている場合でも、海外旅行でスマホを利用できる
- 「H.I.S. モバイル」の「変なSIM」なら海外でも200MB/24時間で500円
- 音声通話やSMSを利用したいなら500MB・30分/14日間で4,600円
海外旅行などでスマホを使えたら便利ですよね。
知りたい情報をネットで検索したり、行き先を地図アプリで検索したりナビを利用したり。。。 「MAPS.ME」アプリを使えば、オフラインでも地図の検索やナビは可能になります。
>> 日本のオフラインマップを使うなら無料のアプリ「MAPS.ME」
とはいえ、ネットの検索や通話などで使えたら、さらに便利ですよね。ドコモやauなどの大手キャリアの場合、980円/24時間などの追加料金を支払うことで、日本で使っているプランのパケット通信を利用することも可能になるようなサービスが提供されています。
>> 海外でスマホを使うには?ドコモならパケットパックがそのまま海外で使える!
それでは、格安SIMを使っているユーザーの場合は、海外でスマホを使うにはどうすれば良いでしょうか。その場合には、海外旅行用のWi-Fiをレンタルするか、海外旅行用の格安SIMを利用すれば、海外でもスマホを使えるようになります。
Wi-Fiレンタルの場合、スマホとは別にポケットWi-Fiなどを持ち歩く必要がある為、少々荷物になってしまいます。海外旅行用の格安SIMであれば、日本で使っている格安SIMを差し替えるだけで使えるようになるので、とても便利ですね。というわけで、今回は海外旅行用の格安SIMを紹介します。
200MB/日で500円で使える「変なSIM」
一番おすすめな格安SIMは「H.I.S. モバイル」の「変なSIM」になります。
「H.I.S. モバイル」なんてあったんだ?!と思いますよね。それもそのはずで、旅行会社でお馴染みの「H.I.S.」と格安SIMの老舗「日本通信」が協業して提供するサービスで、2018年2月に設立されたばかりなのです。
そして「変なSIM」という格安SIMは、海外旅行用の格安SIMの名称で、1,980円でSIMカードを購入したら、あとは海外旅行に行く際に、200MB/24時間を500円で購入するだけで、海外(70ヵ国・75地域)で通信が利用できるようになるのです。
プラン | 容量 | 料金 |
---|---|---|
初期費用 1,980円(2018年9月30日までは990円) | ||
変なSIM | 200MB | 500円/24時間 |
とても単純明快で分かりやすい料金プランですね。
格安SIMさえ一度購入してしまえば、あとは海外旅行に行くたびに容量を購入すれば、何度でも使うことができるのです。容量の購入も、専用のアプリで簡単に購入できますし、面倒な設定もアプリが自動で行ってくれるので、現地に到着したらすぐに使い始めることができるという便利さ。。。
しかも高速LTE回線(地域によっては3G通信)が使えます。
ひとつだけ、残念な点は、通話ができるSIMは用意されておらず、データ通信専用のSIMしかないということです。とはいえ、データ通信が利用できれば、LINEアプリなどの無料通話を使って通話ができるので、そんなに不便なことはないと思います。
また、24時間で200MBの通信容量を超過した場合には、128kbpsの低速通信に制限されて無制限で利用できます。その為、万が一容量を超過してしまった場合でも、ネットや地図アプリの閲覧は遅くなってしまいますが、LINEなどのメッセージのやり取りであれば、無制限で利用することができますね。
サービスは2018年7月1日から開始なのですが、今ならSIMカード(変なSIM)の購入が通常1,980円のところ、2018年9月30日までは990円で販売されています。海外旅行でスマホの利用を考えているなら、お得に購入をするチャンスですね!
通話も使えるIIJmioの「海外トラベルSIM」
海外でも、スマホで通常の電話もかけられるようにしたい場合には、IIJmioの「海外トラベルSIM」がおすすめになります。IIJmioは通信大手の株式会社インターネットイニシアティブという会社が運営する格安SIMのサービスで、格安SIMの老舗になりますので、通信速度やサービスが安定しており、日本でも人気のある格安SIMになります。
>> IIJmio(アイアイジェイミオ)のクチコミ・評判やサービス内容
そのIIJmioの提供する「海外トラベルSIM」は、まずは3,000円でSIMカードを購入します。そして、データ専用プランの場合には500MB/14日間で3,850円、SMS・音声通話プランの場合には500MB・30分の通話/14日間で4,600円を購入することで、海外(42ヵ国/地域)で使えるようになります。
プラン | 容量 | 料金 |
---|---|---|
初期費用 3,000円 | ||
データ専用 | 500MB | 3,850円/14日間 |
SMS・音声通話 | 500MB・30分の通話 | 4,600円/14日間 |
どちらもデータ通信の容量は、14日間で500MBになります。
そして「SMS・音声通話付」のプランでは、30分の通話と、25通分のSMSが利用できるようになります。30分の通話は発信・着信ともにカウントされて、超過した場合には通話の利用ができなくなります。SMSに関しても、送信・受信ともにカウントされます。
こちらの「海外トラベルSIM」の場合、通信容量を14日間利用できるので、やや期間の長い滞在で、少しずつ通信を使うような場合には、先ほどの「変なSIM」よりもお得に利用することができるかと思います。
例えば、10日間の海外の滞在の場合、「変なSIM」であれば2GB(200MB×10日)使えて500円×10日=5,000円になります(毎日チャージした場合)。一方「海外トラベルSIM」の場合には、500MBではありますが、3,850円ですむので、安くなります。
「変なSIM」でも、使いたい時に500円でチャージをすれば良いので、一概に5,000円にはなりませんが、使い方次第で、どちらの格安SIMがお得になるかは、変わってきますね。ただ、LINEなどのアプリが使えないような相手に連絡したり、連絡を受けられるようにしたい場合には、必然的に「海外トラベルSIM」の「SMS・音声通話付」のプランが必要になります。
また、「海外トラベルSIM」も一度SIMを購入してしまえば、次回以降は必要な時にチャージをして使うことができます。
・海外トラベルSIM(IIJmio 公式サイト)
https://www.iijmio.jp/gts/
さらに小容量で良ければ30MBで650円~
他にも楽天モバイルの「海外ローミング(66ヵ国以上)」などがあります。楽天モバイルやmineoの海外用SIMの場合には、さらに小容量のプランが用意されているので、そこまで通信容量を必要としない場合には、もう少しお得に利用できるかもしれません。
ただ、国や地域によって料金プランが異なっていたり、チャージ料金が異なったりするので、少々料金体系が分かりづらい部分があります。それぞれの用途に応じて、自分の使い方にあった格安SIMを選ぶようにしましょう。
・海外ローミング(楽天モバイル 公式サイト)
https://network.mobile.rakuten.co.jp/service/international-roaming/
まとめ
スマホがSIMフリーの端末であれば、現地でプリペイドSIMを購入して利用することも可能です。ただ、その場合には売り切れてしまっていたり、設定方法が分からなかったりする可能性もあることを考えると、日本で海外旅行用のSIMを用意していく方が、安心ではありますね。
また、地図アプリを閲覧する用途であれば、旅行前に日本で「MAPS.ME」アプリで現地の地図データをダウンロードしておけば、かなりの通信費が節約できるかと思います。現地のフリーWi-Fiなども利用するようにすれば、さらに通信量の節約になります。
上手に通信量を節約して、海外でもスマホをお得に楽しみたいですね!