昨日auが通話し放題のプラン「カケホとデジラ」を発表したことにより、携帯大手キャリア3社(docomo、au、SoftBank)の通話し放題のプランが全て出そろいました。料金は大体どこも同じ設定になっていますが、auは少し細かい設定が出来るようです。基本的に通話し放題の2,700円とネット接続料の300円が基本料金で、そこに月のデータパックの容量により値段が変わってくるという感じになります。
通話料が無料になって、どこに通話するのも無料になるのは良いのですが、電話をあまりかけない人は、月額料金が逆に高くなってしまいます。そうなると、余計に格安SIMの利用価値が上がってくるというものです。以下は基本料金をプラスした、各プランの月額料金比較(目安)です。
メーカー | 1GB | 2GB | 3GB | 5GB | 8GB |
---|---|---|---|---|---|
docomo | 7,020円 | 7,020円 | 8,640円 | 8,640円 | 13,500円 |
au | 7,020円 | 7,020円 | 7,776円 | 8,640円 | 10,584円 |
SoftBank | 7,020円 | 7,020円 | 8,640円 | 8,640円 | 13,500円 |
日本通信 (格安SIM) | 3,368円 | 3,368円 | 3,368円 | 8,168円 | 15,368円 |
U-mobile (格安SIM) | 2,138円 | 2,138円 | 2,138円 | 3,866円 | 6,458円 |
2台持ち(格安SIM) OCNモバイルONE +Softbank | 2,196円 | 2,574円 | 3,654円 | 5,814円 | 9,054円 |
※価格は全て税込(8%)です。
※格安SIMは基本128kbpsまたは200kbpsでデータ通信し放題です。
※格安SIMの通話料は20円/30秒(税抜)です。
※docomo、au、Softbankはどこにかけても通話し放題です。
※「2台持ち」はOCNモバイルONEのデータ通信とSoftbankの音声のみプランです。
上記を見ると分かるように、高速データ通信が3GBまでの利用であれば、格安SIMの方が断然お得になっています。私も格安SIMを使っていますが、「動画をそんなに見ない」、「アプリの更新をWi-Fiで行うようにする」という使い方であれば、月2GBもあれば十分です。
逆に動画をたくさんみたり、アプリの更新もどこでも行いたい等、データ通信をたくさん使うような方であれば、docomoやau、SoftBankのような大手キャリアを利用した方がお得になります。
音声通話も格安SIMの場合、基本は20円/30秒(税抜)ですが、「楽天でんわ」等のような、通話料が半額になるサービスを利用すれば、10円/30秒(税抜)で利用することが出来るようになります。そうなると、200分で4,000円くらいになりますので、それくらい通話するような用途であれば、格安SIMではない方が良さそうです。
ここで、上記の「2台持ち」プランを出したのには理由があります。データ通信用として、スマートフォンは格安SIMで、音声通話用にSoftBankのホワイトプランを利用して2台持ちします。こうすることで、家族間の通話は無料等の家族割引や、同一キャリアは通話し放題等のサービスを利用しつつ、格安SIMで通信を安く利用するという方法です。2台持つという手間はありますが、かなり効果的です。バッテリの持続時間の向上にも貢献します(^^)
今ではLINE等のアプリでも無料通話は出来るので、そんなに通話するような方は多くはないかと思いますので、格安SIMの方がお得になる方はたくさんいるかと思います。用途によって、最適なプランを選びましょう!