2015年4月から高速通信の標準は3GBになりました。
IIJmioも月額900円で高速通信は3GB利用出来る格安SIMになります。今まで「OCN モバイル ONE」を使っていましたが、私の高速通信の使用量を考慮すると、「OCN モバイル ONE」の日次プランよりも、一般的な月次プランの方がお得になるので、「IIJmio」に変更しました。そこで今回は「IIJmio」のレビューになります。
・IIJmio の公式サイトはこちら
- [ ページインデックス ]
- SIMの設定
- 速度測定
- 容量超過後の速度は?
- バースト転送機能が秀逸
- 一時休止や解約の方法は?
- IIJmio?のまとめ
SIMの設定
こちらが届いたSIMになります。
今回はNexus 7 2012で利用するので「micro SIMカード」になります。
SIMの種類に関しては、IIJmioのサイトで紹介されているので、確認してから購入するようにしましょう。
・動作確認端末 SIMサイズ表(IIJmio)
https://www.iijmio.jp/hdd/devices/
そしてこちらが中身になります。
・サインアップガイド
・「みおぽん」操作マニュアル
・はじめにお読みください
・SIM
今回は月額900円で高速通信が3GB利用出来る「ミニマムスタートプラン」にしました。また、速度を超過した場合も、使えなくなるのではなく、速度が200kbpsに制限されますが、使いつづけることは出来ます。
さらに「IIJmio」ならではの特長として、超過して200kbpsに制限されても、「バースト転送」機能により、最初の数秒は高速通信が使えます。これにより、メールやLINEの利用はもちろん、簡単なWEBサイトの閲覧程度であれば、サクサクと利用することが可能となっています。
それでは設定になります。
※先ほどのIIJmioの「動作確認端末」のページにも、各端末毎に設定方法が書かれているので、参考にしてみてください。iPhoneももちろん使えますので、IIJmioのページをご確認ください。
1. スマートフォンやタブレット端末の電源を落とし、SIMを差し込みます。
2. 電源を入れます。
3. 「アプリ一覧」→「設定」をタップします。
【Android 4以下の場合】
4. 「無線とネットワーク」の項目にある「その他…」をタップします。
【Android 5以上の場合】
4. 「無線とネットワーク」の項目にある「…もっと見る」をタップします。
5. 「モバイルネットワーク」をタップします。
6. 「アクセスポイント名」をアップします。
【Android 4以下の場合】
7. 画面右下の縦に「…」が3つ並んだアイコンをタップして「新しいAPN」をタップします。
【Android 5以上の場合】
7. 画面右上の「+」をタップします。
8. 「名前」は好きなものを入力します。 例)「IIJmio」
9. 「APN」は「iijmio.jp」と入力します。
10. 「ユーザー名」は「mio@iij」と入力します。
11. 「パスワード」は「iij」と入力します。
12. 「認証タイプ」は「PAPまたはCHAP」を選択します。
【Android 4以下の場合】
13. 画面下の「保存」をタップします。
【Android 5以上の場合】
7. 画面右上の「…」が3つ並んだアイコンをタップして「保存」をタップします。
これで設定は完了です。
無事に画面右上にアンテナのようなアイコン(Android5以上では△のようなアイコン)が表示されて通信が出来るようになります。
速度測定
まずは、実際に速度がどのくらい出るのかチェックします。
速度は公式では探した限りでは好評されていないようです。基本はdocomoの回線を利用されている為、LTEの場合、下りで最大150Mbps、3Gの場合、下りで最大14Mbpsが基本になります。しかし実際にはその速度が出ることはまずありません。
格安SIMではNTT docomoの電波帯を借りてサービスを提供しているので、docomoよりは速度が低下しています。また時間帯の利用者の増減によっても速度は変わってくるようです。そこで、時間帯を変えて3回づつ速度を測定してみました。
測定に使った端末はNexus 7(2012)なので、LTEが使えません。
LTEの速度測定はよく公開されているので、ここでは3G通信での速度を掲載します。
また、各時間帯の値は平均値になります。
測定値:神奈川県横浜市 アプリ:OOKLA SPEEDTEST 測定端末:Nexus 7(2012)
単位:Mbps(上り、下り)、ms(PING)
時間帯 | ダウンロード(下り) | アップロード(上り) | PING |
---|---|---|---|
8時前後 | 3.00 | 0.38 | 135 |
10時前後 | 1.24 | 0.30 | 155 |
12時前後 | 1.24 | 0.36 | 187 |
15時前後 | 0.89 | 0.21 | 223 |
18時前後 | 0.52 | 0.30 | 202 |
21時前後 | 0.73 | 0.37 | 210 |
実際の速度は、通勤時間帯やお昼の時間帯は速度が遅くなると言われています。
この結果を見てみると、お昼移行から速度が遅くなり、夜間はだいぶ速度が遅くなっています。
朝の3.00Mbpsという数値は1秒間に375kbくらいをダウンロード出来るという値ですので、例えばYahoo!のトップページが1秒くらいで表示出来る速度になります。
ただ、実際使っていても、この数値ほど時間帯による速度の違いを感じたことはありません。Nexus 7(2012)はLTEが付かないモデルなのですが、LTE通信でなくても快適に使えています。参考までに自宅で使っているインターネットのフレッツ光のWi-Fiに接続した時の速度は、ダウンロード(下り)で17.38Mbps、アップロード(上り)は4.55Mbps、PINGは18です。
また、PINGの値がなかなか安定しています。PINGの数値は小さい程良いのですが、安定して反応が良い為、そこまで速度の低下を感じさせないのかもしれません。
容量超過後の速度は?
それでは、容量の上限を超えてしまった場合の、速度制限されてしまった時の実際の速度はどのくらいなのでしょうか。IIJmioでは送受信最大200kbpsになると公開されています。
測定してみると、ダウンロード(下り)で150kbpsでした。
アップロード(上り)は70kbpsです。PINGは261です。
速度制限されている時の速度は、3Gの場合の6分の1ほどに落ちていましたが、こちらの数値は、ほぼ公表通りの数値が出ているということになります。確かに速度は遅くなりますが、この次に紹介するバースト転送機能が素晴らしいです!先ほどのYahoo!のトップページで例えるなら、アクセスしてから3秒くらいで画面が表示されるので、ネットの閲覧程度なら、そんなに変わらずに使えます!
メールやLINE等はほぼ問題なく使えます。もちろんLINEの通話は厳しいです(^^;また、LTEを利用している速度からの落ち込み具合は大きいと思いますので、それに慣れてしまっている場合には、とても遅く感じると思います。
バースト転送機能が秀逸
IIJmioにはDMMmobile同じように「バースト転送」機能が搭載されています。
この機能は、高速通信の速度を超過して200kbpsに速度が制限されてしまっても、最初の1~2秒くらいは高速通信が使えるというものになります。つまり、ネットの閲覧くらいなら、そこまで遅くならずに表示が出来るということになります。
実際、私がいままで利用していたOCN モバイル ONEの場合も、速度超過後は200kbpsなのですが、Yahoo!のトップページの表示に7~8秒くらいかかりました。それがIIJmioだと3秒くらいで表示されます。
他にも、私はよくSmartNewsを利用しているのですが、このアプリはスクロールした時に写真を読み込むようになっています。その為、高速通信をOFFにした状態でも、「バースト転送」で写真がその都度素早く読み込まれて、高速通信をONにした状態とそんなに変わらない使い勝手で閲覧することが出来てしまいます。
その為、SmartNewsを閲覧する時は、高速通信をOFFにして利用しています。これにより、毎月の高速通信量もかなり節約することが出来、次の月に容量の繰り越しがだいぶ出来るようになります。ただ、そこまで節約しなくても、私の契約している3GBも利用することはほとんどありませんが。。。
一時休止や解約の方法は?
IIJmioでは一時休止は出来ません。
方法としては、休止したい時期は、一番安いプランに変更して過ごすか、一度、解約をしてから、再度契約し直すかのどちらかになります。
IIJImioを解約する場合には「指定の方法でSIMを返送する」必要があります。SIMが割れないように包んで、封筒に入れて82円で返送出来るかと思います。解約の手続きは、管理画面から簡単に解約することが可能です。もし音声通話付きのプラン(みおふぉん)を契約している場合には、最低利用期間が6ヶ月ですので、それ以内に解約をしてしまうと、違約金が発生してしまうので注意しましょう。
IIJmio のまとめ
MVNOの中では大手なので、安心して契約出来るかと思います。
また、複数SIMによる高速通信容量の分け合いも出来、それによりかなり割安にサービスを利用することが可能です。さらに家族間の通話が20%OFFになるという、音声通話の割引も提供されています。MVNOの中では、他にはないサービスなので、家族で格安SIMを検討している場合には、おすすめな格安SIMになります。
>> その他、IIJmioの紹介はこちらの記事をご参照ください。