SoftBankがMVNO事業(格安SIM)を推進していくと発表しました。
今までもSoftBankの回線の貸し出しは行っていましたが、docomoやauに比べてとても高い回線使用料だった為に、SoftBankの回線を利用したサービスの提供が行われていなかったのが現状です。
MVNO(格安SIM)は、docomoやau等の大手キャリアの回線を借りて提供されているサービスになります。ほとんどのMVNOで、docomoの回線が使用されている為、docomoのスマートフォンであれば、SIMロック解除をしなくても、そのまま格安SIMで利用出来る場合がほとんどになります。
auの回線もmineo(マイネオ)やUQ mobileで利用されていますが、SoftBankだけは回線使用料が高かった為に、サービスはありませんでした。孫社長も「MVNOは経営にはプラスにならない」と言っていたのですが、今回のMVNO参入は、どういった考えがあるのでしょうか。
SoftBankグループでは、唯一、格安SIMのような位置づけに、Y!mobileがありますが、今回のMVNOの推進事業部は、別の子会社が行うということです。それを踏まえると、結局のところ今までと、そんなにSoftBankの取り組み方は変わらないような気もします。
本気でMVNOのサービスに参入するのであれば、発表と同時に何かしらのサービスを発表しそうですし、またはY!mobileのサービスの一部として、10分間の無料通話がないプランとして、MVNOのプランを組み込んでも良いような気がします。
このことから、一瞬MVNOの競争が活性化されると期待はしたものの、あまり期待も出来なそうな発表でありそうな予感がします。画期的なサービスの発表を期待したいところです。
・MVNOへの取り組みについて (ソフトバンク公式サイト)
http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2015/20150630_03/