docomo等の大手キャリアを利用する場合、だいたい次のような月額料金プランになると思います。通話し放題の基本料金で2,700円。spモードのネット接続料金で300円。ネットやメール等の通信費で5,000円。合計8,640円(税込)。
通話し放題で2,700円は大変お得なのですが、通信費がとても高くなっています。格安SIMであれば、同じ5GBのプランでも、1,500円ですんでしまいます。
このように、スマートフォンの月額料金を安く抑えることが出来る格安SIMですが、最新のプラン等をふまえて、まとめてみたいと思います。
目次
やはり一番のおすすめは2台持ち
スマートフォンの月額料金を安くする方法で一番のおすすめは2台持ちになります。
1台目はSoftBankのホワイトプラン(月額1,008円(税込))を利用します。こちらはガラケー(フィーチャーフォン)を使う通話用になります。これにより、ソフトバンク同士は1時~21時は通話料無料で通話出来ます。通話を多く利用する人は、通話し放題(月額2,376円(税込))にすれば、24時間だれとでも通話料が無料になります。この場合にはdocomoでもauでも一緒になります。
2台目は格安スマホや手持ちのスマホで、格安SIMを使います。こちらはネット閲覧やLINE、メール用になります。月に3GBの高速通信で月額972円前後で利用することが可能です。月に5GBくらいは欲しい場合は、月額1,620円前後になります。
【1台目 音声通話用】 月額1,008円
・SoftBankでホワイトプラン
【2台目 データ通信用】 月額972円
・格安SIMで月に3GBで月額972円のプラン
合計 月額1,980円
また、メールは出来ればdocomo等のキャリアのメールは使わずに、Gmail等にしてしまえば、もう一台の格安SIMで通信費を絞ることが出来ます。もしキャリアのメールも利用したい場合には、1台目の通話用の携帯にiモード等(月額324円)のネット接続オプションを付ける必要があります。またメールの通信費も発生します。
メールをGmail等にすることで、通信費は格安SIMで安く利用出来ますし、今後MNPをする場合でも、メールアドレスが変わる心配がありません。また、メールをパソコンからでも手軽に送受信することも出来ます。
通話を多くする人は1台持ちは向かない
通話をあまりしない人にとっては、1台持ちでも問題ありません。
ただ、通話をよくする場合には、2台持ちにした方が良いかと思います。2台持ちが嫌な場合には、格安SIMはおすすめ出来ないかもしれません。
格安SIMの場合、通話料が無料になるようなサービスはありません。その為、月額料金は安くなりますが、通話をたくさんする場合には、逆に割高になってしまう可能性があります。LINE等の無料通話の利用を考えている場合にも注意が必要です。
格安SIMは、docomoの回線が使われていることがほとんどで、回線を借りている為、帯域が制限されています。回線速度もdocomo等の大手キャリアを使う場合に比べて遅くなったり、時間帯によっては速度が極端に遅くなってしまうことがあるので、LINE等のIP電話は、通話品質が悪くなったり、会話がまともに出来なくなったりすることがあります。
また、ネット上の動画や音楽を良く聞く場合にも同じです。
それ以外の使用の場合には、速度が出ないなど、そんなに気にはならない為、上記の用途をお考えの場合には、気を付けた方が良いかと思います。
1台持ちでもお得な月額料金
1台持ちの場合には、格安SIMで音声通話込みの契約となります。もちろんMNPが利用出来ますので、今まで使っていた電話番号をそのまま利用出来ます。一つ注意が必要なのは、MNPの際、格安SIMの契約をして、SIMが送られてくる2~3日間は、スマートフォンが使えなくなります。
それが嫌な場合には、店舗のある格安SIMで契約すると、即日MNP出来るところもあります。または2台持ちであれば、そのような心配もありません。大手家電量販店であれば、格安SIMを扱っているので、それを利用しましょう。ビックカメラの「BIC SIM」はIIJmioのSIMを使っているので、おすすめになります。
どこの格安SIMでもだいたい3GBのプランで月額1,728円で利用出来ます。5GBの場合には月額2,397円になります。それ以上のプランも用意されているので、自分の用途に応じて月額料金は簡単に変更することが出来ます。
この金額に20円/30秒の通話料が発生します。
ただ、楽天でんわなどの通話料が半額になるアプリを使うことで、10円/30秒にすることも可能です。これをふまえて、大手キャリアのまま使う方が得なのか、格安SIMにした方が特になるのかを計算すると良いかと思います。
だいたい4時間の通話で4,800円になるので、これくらいが目安かと思います。
【音声通話込みのプラン】 月額1,728円
・格安SIMで月に3GBで月額1,728円のプラン
合計 月額1,980円
月に3GBくらい利用する場合は日ごとのプランがおすすめ
月のデータ通信の使用量は、利用明細に書かれている場合があります。これを確認して、毎月どのくらい利用しているのかを見てみましょう。
月に通信量が3GB前後の場合には、OCN モバイル ONEがおすすめです。
最近の格安SIMは3GBが一番安いプランの会社が多いので、この通信量が目安になるのですが、ギリギリで使用する場合には、OCN モバイル ONEの日ごとのプランが便利です。
他の格安SIMでは月ごとのプランが一般的で、月に利用出来る通信量が決まっているのですが、OCN モバイル ONEの日ごとのプランでは、1日に110MBの高速通信が利用出来て、月額料金がデータ通信専用の場合972円、音声通話込みの場合1,728円というプランになります。
1日に110MBというと、月に3.3GBくらい使えることになります。
また余った容量の繰り越しも出来るので、前日に全く使わなかった場合には1日最大220MB使えることになります。
なぜ日ごとのプランがおすすめかと言いますと、普段から3GBギリギリで利用している場合、月の初めにたくさんの通信量を使ってしまうと、月の後半に容量を超過してしまったりすると、速度が制限されて、とても不便になってしまうこともあります。それを解除するには、別途料金を払わなければなりません。
それに比べて日ごとのプランであれば、日ごとに通信量がリセットされるので、とても管理がしやすくなります。デメリットとしては、1日の利用量が制限されているので、まとめてネットで動画を閲覧したり出来ないことになります。
余裕を持った利用量であれば、月ごとのプランがおすすめ
月に2GBくらいしか利用しないような人の場合には、月ごとのプランにして3GBの契約をすれば、余った1GBを次の月に繰り越しが出来るので、お得になります。繰り越していけば、最大月に6GBが使えることになります。
それ以上は繰り越しは出来ませんが、ネットの動画や音楽をまとめて観たい場合には、こちらの使い方の方がお得で使いやすいかと思います。
こちらのプランでおすすめはIIJmioになります。
IIJmioは契約数でもトップ3に入っており、通信品質にも定評があります。(最近は、契約数が増えた影響で通信品質が悪くなってしまっており、改善されるにはもう少しかかりそうですが。。。)
また、通信容量を超過した場合には、速度が制限されるのですが、IIJmioの場合には、超過した場合でも最初の1~2秒は高速通信が利用出来る「バースト機能」が使えるので、ちょっとしたネットの閲覧であれば、問題なく使うことも出来ます。もちろん「メール」や「LINE」であれば、速度が制限されていても、影響はほとんどないかと思います。
もし、通話料が割引になるようなサービスやスマートフォンの実質値引きを受けたい場合には、Y!mobileを利用するという方法もあります。
まとめ
このように格安SIMには、色々な会社やプランがありますので、自分にあった用途によって選ぶことが出来ます。こちらのページでは用途別に説明したページを用意してみましたので、参考にしてみてください。