モバイルに特化した調査研究機関のMMD研究所から「2015年9月の格安SIM通信速度調査」の結果が公開されました。調査場所は山手線の「2014年度乗車人員」の上位10駅とのことです。
こちらは「箱ひげ図」と呼ばれるもので、各社のダウンロードスピードのぶれ幅と平均値を示したものになります。
※結果やグラフはMMD研究所のものになります。
MMD研究所調べ
https://mmdlabo.jp/
IIJmioとDMM mobileが快適
比較的、IIJmioとDMM mobileが、ぶれ幅が少なく、安定して速度が出ているようです。ただ、BIGLOBE LTE・3Gやmineo、NifMoは、だいたい快適な速度が出ています。人気上位のOCN モバイル ONEですが、速度がやや安定せず、ストレスを感じることが多くなっているようです。
また「ぷららモバイルLTE」は速度が低いように見えますが、もともと「3Mbpsの速度で使い放題」というサービスの内容になっています。その点では、ぶれ幅が少なく、安定して速度を出せているということになるかと思います。
ぷらら以外の各社は、「最大75Mbps~225Mbps」という速度と書かれているので、それに比べれば、かなり低い数字ですね。ただ、回線を貸し出しているdocomo自体の速度が、平均25Mbps前後ですので、妥当な数字ではないでしょうか。
使い放題プランはその分速度が遅い
また、b-mobileとU-mobile、楽天モバイルはあまり結果が良くないですね。。。
b-mobileとU-mobileは、高速通信が使い放題のプランがあるので、あまり速度が出ないということで、もともと評判は良くありませんでした。
それでも、3Mbpsで月額2,760円の「ぷららモバイルLTE」よりは、月額料金は安く、速度は出ているので、良いかもしれませんね。ご参考までに、U-mobileは月額2,480円、b-mobileは1,980円が使い放題の料金になっています。
楽天モバイルは、今年の前半は「速度がダントツで早い」という評判だったのですが、最近では遅くなってしまったようですね。利用者が増えたことで、速度が遅くなってしまった可能性があります。数少ない、「スマホが実質安く購入出来る」MVNOなので、頑張ってほしいところです。
また、今回の調査の時間は14時~18時ということです。
格安SIMは時間帯によって、大きく速度が変化するので、これを考慮するともう少し結果は変わって来るかもしれませんね。