格安SIM(MVNO)で出来る事と出来ない事。docomo等の大手キャリアとの違い

投稿:2016年3月30日 更新:2021年2月7日
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格安SIM(MVNO)で出来る事と出来ない事。docomo等の大手キャリアとの違い

携帯電話(スマートフォン)の月額料金を安くすることが出来る「格安SIM(MVNO)」ですが、だいぶシェアが増えてきたようです。大手メーカーも参入し始めているので、安心感が増えてきたのかもしれませんね。今回は「格安SIM(MVNO)」と「docomo等の大手キャリア」で、異なる点を紹介したいと思います。

 

「格安SIM(MVNO)」はdocomoやauから回線を借りている

docomoやau、SoftBankなどの大手キャリアは、全国に独自にアンテナや基地局などを設置し、エリアを広げたり安定して通信が行えるように管理しています。それに比べて「格安SIM(MVNO)」では、すでに存在している、docomoやauなどの大手キャリアの回線を借りてサービスを提供しています。

その為、「格安SIM(MVNO)」はインフラの維持管理費がかからない為、コストをかなり抑えることができます。さらにエリアや品質もdocomoやauと同じように提供することができます。

ただ、借りる分、回線の利用量が限られてくるため、利用者が混み合う時間帯(お昼や夜間)などは、速度が低下したりします。

・サービスエリアはこちら
https://www.nttdocomo.co.jp/support/area/index.html

 

「格安SIM(MVNO)」はほとんどが電話サポートのみ

他にも、docomoやau、SoftBankなどの大手キャリアは、全国の利用者のサポートをする為に、電話サポートの他に何百店、何千店というショップ(実店舗)を運営しています。それに比べて「格安SIM(MVNO)」では、電話サポートは行っておりますが、ショップ(実店舗)でのサポートはほとんどありません

こちらもショップの維持費・スタッフの賃金が発生しない分、格安SIMはコストがかなり抑えられます。ただ、格安SIMの会社によっては、実店舗が存在します。例えば、イオンモバイルでは、店舗サポートが行われております。

 

スマホが「実質0円」になるような優遇措置はない

そして、docomoやau、SoftBankでは、MNPや携帯電話からスマホへのなどの機種変に対して、端末代が安くなったり、数万円キャッシュバックするといったような優遇措置が行われています。これに対して「格安SIM(MVNO)」では、そこまで高額な優遇措置はありません

この大手キャリアの優遇措置が問題になり、先月あたりから「実質0円」が廃止になったのですが、結局あまり変わらず、利用者にはあまり還元されていません。同じキャリアで長期に利用する方が損をするといった状態が続いています。その点、格安SIMでは、もともとが安いので、このような問題はありません

格安SIMでは、スマートフォンが安くなるような優遇措置はありませんが、もともとスマートフォンは20,000円~40,000円くらいで購入出来るので、そこまで負担にはなりません。

 

家族同士の通話が無料になるようなサービスがない

docomoやau、SoftBankなどの大手キャリアでは、囲い込みの為に、家族での利用がかなり優遇されています。通信費も安くなったり、通話料も家族間は無料になったり。。。 単独で契約していると、ほとんど恩恵を受けられませんね。その点、格安SIMでは、このようなサービスはありません。

 

完全に通話し放題のサービスがない

docomoやau、SoftBankなどの大手キャリアでは、月額2,700円で、誰とでも完全に通話し放題になります。その点、格安SIMでは、完全に通話し放題になるようなサービスはありません。ただ、唯一Y!mobileには存在します。

その為、通話をたくさんするような場合には、格安SIMを使うよりも、大手キャリアを利用した方がお得になります。とはいえ、最近、格安SIMにも通話料が割引になるようなサービスが登場してきました。

楽天モバイル ・・・ 月850円のオプションで5分以内の通話が無料
BIGLOBE SIM ・・・ 月650円のオプションで60分の通話がセット

通話料も10円/30秒で利用することが出来ます。
つまり、電話をかけることが月に300分以内であれば、格安SIMを利用した方がお得になります。

>> 月に300分以内の通話なら格安SIMがお得!キャリアと比較してみました

 

キャリアのメールアドレスとして扱われない

docomoやau、SoftBankなどの場合には、メールアドレスは@docomo.ne.jpというようなアドレスになり、迷惑メール対策でもキャリアのメールアドレスとして扱われます。格安SIMでも、メールアドレスを取得できる会社もあるのですが、パソコンメールとして扱われてしまいます

その為、迷惑メール対策をしているユーザーが、パソコンメールは一括で拒否してしまっている場合、メールを送れないということになってしまいます。わざわざショートメールなどで連絡して、該当のドメインやメールアドレスを、安全なメールアドレスとして登録してもらう必要があります。

こちらがかなり面倒ですね。。。
最近では、LINEでのやり取りが増えたので、ほとんどメールは使わないとはいえ、LINEを使っていないユーザーもいるのも事実です。また、稀にLINEのサービスが停止してしまったりした時に、メールはやはり必要になってきますよね。

 

LINEの年齢認証ができない

格安SIMでは、LINEの年齢認証ができません。その為、ID検索が利用できません。つまり、ともだちとして追加してもらったりする際に、「ID検索しても表示されない」ということになります。とはいえ、近くにいれば「ふるふる」や「QRコード」で追加できますし、離れている場合でも、ショートメール(SMS)やEメールで「招待」することで追加することができます。

年齢認証できないことのデメリットは、そんなにないかと思います。
2016年夏に登場する予定のLINEモバイル(MVNO)では、年齢認証ができるようになるそうですね。

 

おサイフケータイやテザリングは利用できる

格安SIMで利用されているSIMフリースマホの多くが海外製の為、「おサイフケータイは使えない」と認識されがちなのですが、おサイフケータイやテザリングは、スマートフォンが対応していれば、問題なく利用することができます。

日本メーカーが発売しているスマホであれば、「おサイフケータイ」は対応しているものが多いです。他にも「防水・防塵」などもあります。

 

iPhoneも利用できる

格安SIMでiPhoneも利用できます
ただ、iPhoneは高いですよね(^^; iPhone 6の場合80,784円(税込)します。パソコン並みの金額ですよね。とはいえ、24回で分割購入した場合、月3,366円になるので、格安SIMの月額料金と合わせても、月額5,000円~6,000円くらいで利用できます。

先日発売されたiPhone SEであれば、57,024円で購入できますので、月に6GB・通話最大60分コミで月額5,272円で利用することも可能です。

>> 最新のiPhone SEが月に6GB・通話最大60分コミで月額5,272円

 

まとめ

格安SIM(MVNO)では、維持費や管理費、宣伝広告費や人件費、優遇措置などがほとんどない為、その分が利用者に「月額料金の安さ」で還元されています。逆に言えば、docomoなどの大手キャリアは、その恩恵を受けられない利用者にとっては、かなり月額料金が高くなっています。

このように、格安SIM(MVNO)にすることで、スマートフォンの月額利用料をかなり安くすることは出来ますが、手厚いサポートが必要な場合や、通話を月に300分以上することが多い場合には、docomoやau、SoftBankなどの大手キャリアを利用した方が良いかと思います。

また、今後はまわりにも格安SIMを利用する人が増えてくるかと思いますので、情報を交換しながら、自分にお得な使い方が出来たら良いですよね!

>> おすすめの格安SIMの比較はこちら

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