この記事をかんたんに書くと…
- 「楽天モバイル」が前回より4.8%シェアを伸ばして1位に躍進
- 5分通話し放題やスマホの割引が人気の可能性
- スマートフォン(iOS/iPhone)もシェアを4%伸ばして27.2%に
先日、MMD研究所が「2016年9月 格安SIMサービスの利用動向調査」を発表しました。今回の調査は、15歳~69歳の男女35,161人を対象に2016年9月26日~10月3日の期間で行われたものになります。
・「2016年9月 格安SIMサービスの利用動向調査」 MMD研究所公式サイト
https://mmdlabo.jp/investigation/detail_1608.html
格安SIMの利用率
まずは格安SIMを利用しているかどうかを聞いたところ、14.7%の人が「格安SIMを利用している」と答えたようです。半年前の調査時は、格安SIMの利用者は11.5%だったので、3.2%増加しています。
格安SIMのシェア
続いて、使っている格安SIMのシェアになります。
1位は「楽天モバイル(20.7%)」、2位は「OCN モバイル ONE(13.5%)」、3位は「IIJmio(9.2%)」でした。前回の調査(2016年3月)では1位は「OCN モバイル ONE(16.4%)」、2位は「楽天モバイル(15.9%)」、3位は「IIJmio(11.3%)」だったので、楽天モバイルがダントツで1位に躍り出たことになります。
あくまでも35,161人の中で、格安SIMを利用している5,171人のシェアになりますので、実際のシェアとは異なりますが、それでも実際の数値に近いのではないでしょうか。
プラン毎の格安SIMシェア
さらに音声通話プランとデータ通信専用プランでシェアを分けたものになります。
これを見るとわかる通り、音声通話プランではダントツで楽天モバイルが1位になっています。やはり、月850円で5分以内の通話が無料になる「5分かけ放題オプション」が人気のようです。
>> 5分以内の通話は無料で月に3.1GB使えて月額2,450円!
BIG LOBE SIMでも、月650円で1,200円(約60分)の音声通話が付いてくるサービスを提供しているのですが、あまり人気ではないようですね。。。
>> 2015年ベスト格安SIM!月に6GB・通話最大60分コミで月額2,972円のBIGLOBE SIM
さらに楽天モバイルでは、スマートフォンも一緒に購入する際には、端末の割引がとても大きいので人気なのだと思います。スマホ上手でも、楽天モバイルは総合的におすすめの格安SIMになります。
>> AnTuTuスコア80000超えのHUAWEI P9が200台限定で33,912円
今後はIIJmioが2位に浮上するかも?!
mineoに関しては、数少ないau回線の格安SIMということから、シェアが集中しているのだと思います。2016年10月1日からIIJmioもau回線の扱いを始めたことにより、IIJmioにもauのシェアが分散されることが予想されます。
さらにIIJmioは、月830円で5分以内の通話が無料になるだけでなく、家族間は30分以内の通話が無料になるサービスを2016年9月1日より開始しました。これにより今後はIIJmioもシェアを伸ばし、「OCN モバイル ONE」を抜いて、2位になることが推測(スマホ上手の勝手な推測)されます。
デバイス毎のシェア
最後にデバイスのシェアになります。
1位は「スマートフォン(Android)(52.8%)」、2位は「スマートフォン(iOS/iPhone)(27.2%)」、3位は「タブレット(10.6%)」になります。前回は「スマートフォン(iOS/iPhone)」は23.2%だったので、4%近く増えましたね。
今後もiPhoneのシェアがどのくらいまで増えてくるのかが気になるところです。
まとめ
あとは、2016年9月中旬頃からサービスが開始された「LINE モバイル」が、今後のシェアにどこまで食い込んでくるのかが気になるところですね。他にも、最近勢いのある「FREETEL SIM」ですが、前回は2.7%だったシェアが、今回は4.8%まで上がっていますね。
次回の調査が楽しみですね。