この記事をかんたんに書くと…
- 格安SIMではショップがない場合がほとんどなので、補償オプションで対応
- 購入してから1年以内であれば、スマホメーカーに連絡してメーカー保証で対応
- 格安SIMによって、金額や対象端末は様々
このコーナーは、スマートフォンや格安SIMに関する、質問や疑問、解消したい悩みや、困っていることなどに答えていくコーナーです。何かありましたら、お気軽に「お問い合わせ」よりご質問ください!
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目次
スマートフォンが故障した時の対処
今回は以下のような質問です。
ドコモやauなどの大手キャリアでは、近くのショップに持っていけば何とかなりましたが、格安SIMだとほとんどの場合ショップがないので、どうすれば良いか心配ですよね。
補償オプションを利用するか自分で新しいスマホを用意する
基本的には、補償オプションなどに加入していないと、格安SIM側では対応してもらえません。1年間はメーカー保証が付いているので、スマートフォンのメーカーに連絡して、対応してもらうことになります。
1年間を過ぎている場合には、自分で新しいSIMフリースマホを購入するか、手持ちのSIMフリースマホを再度利用するか。。。 どちらにしても自分で用意する必要があります。
自分で用意するのが嫌だという場合には、お使いの格安SIMの端末補償オプションを利用することになります。オプション料金を支払うことで、万が一の故障の時には、格安SIM側で新しいスマホを用意してもらえたり、修理をしてもらえたりします。
それでは、主要な格安SIMごとの端末補償オプションをみてみましょう。
楽天モバイルの端末補償
端末補償オプション:月額500円
自然な故障や落下などの自損、水濡れや水没などの場合の故障時に補償してもらえます。端末補償は、スマホを購入時にしか一緒に申し込めないので、注意が必要です。端末は楽天モバイルで購入した端末のみが対象になります。
また、スマートフォンが故障した際には、交換での対応となっています。
上記の月額料金とは別に、スマホの交換時には4,000円~7,000円の料金が発生します。つまり、月額料金の支払いで、年間6,000円。万が一、1年6ヶ月でスマホが故障してしまった場合、月額料金で9,000円、スマホの交換で4,000円~7,000円が発生します。
合計で13,000円~16,000円の料金がかかってしまいます。
スマホの料金が20,000円~40,000円で購入できるとなると、そんなにお得な料金ではありませんね。
また、スマホの交換にかかる日数は、「平日16:00までの受付完了分、土日祝12:00までの受付完了分は当日中に発送」になりますので、翌日か翌々日には新しいスマホが手元に届きそうですね。その為、代替機はありません。
・端末補償 (楽天モバイル公式サイト)
http://mobile.rakuten.co.jp/fee/option/product_compensation/
IIJmioの端末補償
端末補償オプション:月額380円
月額380円ということで、楽天モバイルに比べると安いですね!
しかも、交換端末は飛行機で配達されるので、午前中までに受付を済ませれば、日本全国翌日に配達されるようです。早く届いてくれるので嬉しいですね。端末はIIJmioで購入した端末のみが対象になります。
補償内容は、画面割れや水濡れ、全損や部分破損まで幅広く補償してくれます。
また、楽天モバイルと同様に、スマホが故障した際には交換での対応となります。そして、上記の月額料金とは別に交換時に、別途料金が発生します。
補償は1年に2回まで利用でき、1回目は5,000円、2回目は8,000円が別途かかります。
つまり、月額料金の支払いで年間4,560円。スマホの交換時に5,000円または8,000円がかかるので、合計で9,560円または12,560円が発生します。
万が一の故障は、1年のうちに1回くらいしか発生しないと思いますので、だいたい9,560円で済むことになりますね。そう考えると、なかなかお手頃な気がします。
・端末補償オプション (IIJmio公式サイト)
https://www.iijmio.jp/device/option/
OCN モバイル ONEの場合の補償
端末補償オプション:月額500円
OCN モバイル ONEの場合、自分で購入したAndroidスマートフォンやiPhoneなども補償の対象になるのが特長です。しかも、必要だと思った時から申し込みができるのも、他にはないサービスだと思います。
例えば、メーカー補償が切れた1年後から、OCN モバイル ONEの「あんしん補償」に入るということも可能になります。これは珍しいですよね。補償の開始は、「サービスのお申し込み日の10日後を含む月の翌月1日から」になります。
また補償は、基本的には修理で対応され、上限50,000円の故障までは修理してもらえます。修理できない場合には、有償で交換になるようです。
料金としては、年間6,000円。
万が一の故障時には、追加の金額も発生せずに修理してもらえるので、その点では月額料金は高めですが、総合的には安く修理してもらえそうですね。
・あんしん補償 (OCN モバイル ONE 公式サイト)
http://www.ntt.com/personal/services/mobile/one/option/warranty.html
その他の格安SIMの補償
・DMM モバイル
月額350円 交換時3,000円
対象端末:DMM モバイルで購入した端末のみ
http://mvno.dmm.com/doc/device.html
・BIGLOBE SIM
月額500円 補償上限40,000円
対象端末 BIGOLOBE SIM以外で購入した端末も対象
http://service.biglobe.ne.jp/simhosho/index.html
・NifMo
月額380円 交換時 1回目5,000円、2回目10,000円、3回目以降 定価
対象端末:NifMoで購入した端末のみ
http://nifmo.nifty.com/option/warranty.htm
・U-mobile
月額500円 お見舞金 最大50,000円
対象端末:U-mobile以外で購入した端末も対象
http://umobile.jp/service/sim/option/
・mineo
(mineoで購入した端末)
月額370円 1回目 5,000円、2回目 8,000円
(mineo以外で購入した端末)
月額500円 1回目 5,000円、2回目 8,000円、3回目 実費
http://mineo.jp/option/devicewarranty/
まとめ
このように、ほとんどの格安SIMでは、スマートフォンの故障時の補償オプションを提供しています。ただ、翌日に届くという場合でも、電話や簡単な連絡は取りたいですよね。そんな時でも、代替機はほとんど用意してもらえません。
その為、一番良い方法は、以前使っていたスマートフォンなどを保管しておいて、新しいスマートフォンが万が一故障した時には、以前使っていたスマートフォンを使うという方法が良いです。
格安SIMで使うスマートフォンは、そんなに高くないものが多いので、補償オプションは入らないで自分で対応したいところですよね。それでも、あまり詳しくない方は、補償に入っておいた方が安心かもしれませんね。
端末補償を含め、格安SIMの比較をする場合には、こちらで紹介しています。