MVNOは自社で通信網を持たずに、docomoやau等のキャリアから回線を借りて、サービスを提供しています。その為、借りた帯域の量や、各キャリアの裁量によって、サービスの質に影響してくるのですが、最近、MVNO各社の格安SIMで、容量無制限で使い放題というプランが登場してきました。
限られた帯域に利用者数が増えると、やはり気になってくるのは通信速度です。自動車に例えるなら、高速道路(LTE)というスピードの速く走れる道路(帯域)があったとしても、自動車の数(格安SIMの利用者数)が増えてしまうと、速度が低下し、さらには渋滞を引き起こしてしまいます。
そこで、ネット上に寄せられている、格安SIMの通信速度の情報を集めて比較してみたところ、大体以下のような数値になるようです。
・ぷららモバイルLTE(3Mbps使い放題) 下り1.5~2.5Mbps 上り0.5~4.0Mbps
・その他の格安SIM 下り0.5~6.0Mbps 上り1.0~6.0Mbps
容量無制限のプランのある格安SIMの中では、U-mobileとB-mobile(日本通信)はどちらも似たようなもので、時間帯によってばらつきはあるものの下りで2Mbps前後のようです。ぷららモバイルLTEは容量無制限でありながら、比較的安定して2Mbps前後の速度が出るという高評価が多いようです。
その他の格安SIMでは、BIGLOBEやIIJmio、OCN モバイル ONEが比較的安定して速度が出るようですが、それでもやはり時間帯によってばらつきはあり、やはり3Mbps前後といった数値のようです。
結論としては、どの格安SIMでもLTEの高速通信が最大75Mbps~150Mbpsと謳っているものの、実際には3Mbps前後しか出ないようです。回線が混雑していない時には5~10Mbpsは出るようですが。。。 docomoやau等のキャリアでも実際には10~30Mbpsくらいの速度が現実のようなので、それの10分の1くらいの速度ということになります。
ぷららモバイルLTEは、3Mbps使い放題と謳っていて、実際は2Mbps前後なのでかなり近い数字が出ていて、正しい感じがします(^^)格安SIMを考慮する場合には、各キャリアで高い通信料を払い速度を優先するか、格安SIMにして月額料金を抑えて金額を優先するか、が重要になりそうです。