今回は、データ通信のみのプランの場合に、現在のところMVNO各社の中で最安値のDMM mobileを使ってみました。月に1GBで712円(税込)という、お手頃な料金プランになっています。電話が使えるプランも月に1GBで1,598円(税込)と、他に比べても低い水準となっています。
・DMMモバイル の公式サイトはこちら
- [ ページインデックス ]
- SIMの設定
- 速度測定
- 容量超過後の速度は?
- バースト機能の実力
- 一時休止や解約の方法は?
- DMM mobile?のまとめ
SIMの設定
ネットで注文してから6日で届きました。
以外に大きな封筒(25cm×34cmの角2)です!
そしてこちらが中身になります。
・お届け明細書
・はじめてのご利用ガイド
・SIM
Nexus 7での利用なのでマイクロSIMになります。
SIMには3種類のサイズがあり、端末によって異なりますので以下のページで調べてから注文するようにしてください!ここに載っていない場合には、ネットで端末のSIMサイズを確認するか、メーカー確認するようにしましょう。
・動作確認端末 SIMサイズ表(DMM mobile)
http://mvno.dmm.com/doc/terminallist.html
「はじめてのご利用ガイド」には設定の方法が書いてあったのですが、Android5(Lollipop)以上の画面でした(^^; これではAndroid4以下の方は分からないと思います。まだAndroid4以下のユーザーの方が、圧倒的に多いのですが。。。
Android4以下の場合のAPNの設定方法
というわけでAndroid4以下の場合のAPNの設定方法を書いておきます。
1. 「アプリ一覧」→「設定」→データ通信の項目の「その他」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」をタップします。
2. 画面右上の「+」ボタンをタップします。
3. アクセスポイントの編集画面になるので、「はじめてのご利用ガイド」に書かれている通りに情報を入力します。
4. 入力が終わったら画面右上の「・・・」ボタンをタップして「保存」をタップします。
5. 戻ると、今作成したアクセスポイントが追加されているので、そちらをタップして選択すれば完了です。
OCN モバイル ONEでは画面付きでわかりやすく紹介されているので、こちらも参考にしてみてください。「STEP3 ネットワークの設定」参照
・APNの設定方法(OCN モバイル ONE公式サイト)
https://support.ntt.com/ocn/support/pid2900000g9p
今回は1番安い、月1GBの高速通信が出来て712円(税込)のプランにしました。
また、容量を超過した場合も、使えなくなるのではなく、速度が200kbpsに制限されますが、使いつづけることは出来ます。
さらにDMM mobileでは「バースト機能」というものが用意されており、容量を超過して200kbpsの速度に制限された場合でも、最初の1秒くらいは高速通信が出来るようになっています。これにより、WEBサイトの閲覧程度であれば、最初にパッと読み込んでしまうので、そんなに待たずに表示されるようになります。こちらの機能に関しては、後程紹介します。
速度測定
まずは、実際に速度がどのくらい出るのかチェックします。
速度は公式では、LTEの場合、下りで最大150Mbps、3Gの場合、下りで最大14Mbpsと書かれています。しかし実際にはその速度が出ることはまずありません。
格安SIMではNTT docomoの電波帯を借りてサービスを提供しているので、docomoよりは速度が低下しています。また時間帯の利用者の増減によっても速度は変わってくるようです。そこで、時間帯を変えて3回づつ速度を測定してみました。
測定に使った端末はNexus 7(2012)なので、LTEが使えません。
LTEの速度測定はよく公開されているので、ここでは3G通信での速度を掲載します。
また、各時間帯の値は平均値になります。
測定値:神奈川県横浜市 アプリ:OOKLA SPEEDTEST 測定端末:Nexus 7(2012)
単位:Mbps(上り、下り)、ms(PING)
時間帯 | ダウンロード(下り) | アップロード(上り) | PING |
---|---|---|---|
8時前後 | 1.32 | 0.44 | 100 |
10時前後 | 0.94 | 0.42 | 116 |
12時前後 | 0.63 | 0.36 | 227 |
15時前後 | 1.09 | 0.38 | 389 |
18時前後 | 1.30 | 0.37 | 407 |
21時前後 | 1.29 | 0.38 | 159 |
実際の速度は、通勤時間帯やお昼の時間帯は速度が遅くなると言われています。
この結果を見てみると、まさにお昼の時間帯に速度が遅くなっています。
朝の1.32Mbpsという数値は1秒間に165kbくらいをダウンロード出来るという値ですので、例えばYahoo!のトップページが2秒くらいで表示出来る速度になります。参考までに自宅で使っているインターネットのフレッツ光のWi-Fiに接続した時の速度は、ダウンロード(下り)で17.38Mbps、アップロード(上り)は4.55Mbps、PINGは18です。
計測の結果ですが、私が普段使っているOCN モバイル ONEと比べると、全体的に数値が低いです。実際、WEBの閲覧も少々もっさりとした感があります。ただ、耐えられないくらい遅いというわけでもなく、問題なく使えています。例えばYoutubeの動画で「HQ」にしても、途切れることなく再生されます。
容量超過後の速度は?
それでは、容量の上限を超えてしまった場合の、速度制限されてしまった時の実際の速度はどのくらいなのでしょうか。DMM mobileでは送受信最大200kbpsになると公開されています。
測定してみると、ダウンロード(下り)で240kbps出ました!
アップロード(上り)は220kbpsです。PINGは115です。
速度制限がない時の速度は、3Gの場合の5分の1ほどに落ちていましたが、こちらの数値は、ほぼ公表通りの数値が出ているということになります。確かに速度は遅くなりますが、この次に紹介するバースト機能が素晴らしいです!先ほどのYahoo!のトップページで例えるなら、アクセスしてから3秒くらいで画面が表示されるので、ネットの閲覧程度なら、そんなに変わらずに使えます!
また、メールやLINE等はほぼ問題なく使えます。もちろんLINEの通話は厳しいです(^^;また、LTEを利用している速度からの落ち込み具合は大きいと思いますので、それに慣れてしまっている場合には、とても遅く感じると思います。
バースト機能の実力
それではバースト機能の紹介になります。
MVNOでは少しの容量からたくさんの容量までプランを選択出来ますが、ほとんどの方が速度超過を体験することになると思います。DMM mobileもプランの容量を超過すると200kbpsに制限されます。
しかしDMM mobileでは「バースト機能」というものが備わっています。これは最初の1秒くらいは高速通信が使えるというものになります。つまり、ネットの閲覧くらいなら、そこまで遅くならずに表示が出来るということになります。
実際、私が普段利用しているOCN モバイル ONEの場合も、速度超過後は200kbpsなのですが、Yahoo!のトップページの表示に7~8秒くらいかかりました。それがDMM mobileだと3秒くらいで表示されます。「バースト機能」恐るべしですね!
私の場合、LTEが使えない機種なのですが、それでこの速さということは、LTEが使える機種であれば、ネットの閲覧であれば、速度制限される前とほとんど変わらずに、ネットの閲覧が出来るのではないでしょうか。
つまり、速度超過後に制限されることとしては、動画の閲覧や、大きなファイルのダウンロード等、続けてファイルの受信が行われる際に、遅くなってしまうということになります。この機能は、だいぶ大きいと思いました。
一時休止や解約の方法は?
DMM mobileでは一時休止は出来ません。
方法としては、休止したい時期は、一番安いプランに変更して過ごすか、一度、解約をしてから、再度契約し直すかのどちらかになります。また、休止出来たとしても、休止期間中の料金は発生するようです。
DMM mobileを解約する場合には「指定の方法でSIMを返送する」必要があります。電話で確認したところ、特に指定の方法というものはないので、SIMが割れないように包んで、封筒に入れて82円で返送出来るかと思います。
一度、解約をしてしまうと、そのSIMは使えなくなるので、再度契約をするとしても、新たにSIMを購入しなければなりません。契約事務手数料として料金は3,240円になります。
つまり、休止する為に、一度解約して新規で契約し直すと3,320円が発生します。
一番安いプランは712円ですので、5ヶ月以上休止したい場合には、一度解約してしまった方がお得ということになります。
DMM mobile のまとめ
プランは全体的に安めに設定されており、用途に合わせて様々な容量から選べるのでお手頃かと思います。ただ、普段の速度が若干遅いことが気になります。しかし、ヘビーユーザーでなければ、そこまで気にならないくらいの速度だと思います。
一番、良いポイントとしては、容量超過してしまっても「バースト機能」により、読み込みの最初は高速通信が出来るということだと思います。これにより、ネットの閲覧くらいでしたら、少しは遅くなりますが、ほぼ問題なく利用出来ますし、LINEやメールももちろん問題なく使えます。
私が普段使っているOCN モバイル ONEにも、この機能を付けて欲しいくらいです(^^)
つまり、このような利用であれば、速度超過しても良いという考えで、1GBの一番安いプランでも使えそうです。使っていて、やはり高速通信をもう少し使えるようにしたいというのであれば、管理画面から来月からプランを変更するといったことも簡単に出来ます。
逆に、そんなに使うことがないので、容量の少ないプランにするといったことも簡単に出来ます。また、余ってしまった容量の繰り越しも出来るので、無駄なく利用することが可能となっています。
さらに、スマートフォンを持っていない方でも、セットで分割で購入することが出来るので、MVNOのデメリットでもある、スマートフォンの一括購入をする必要がないので、良いと思います。もちろんMNPで、今まで使っていた携帯電話の番号を移動して、電話も出来るようになります。※その場合には、最低利用期間が6ヶ月ですので、それより前の解約には注意が必要です。
お手頃な価格で始められ、様々なプランが用意されているので、あまり慣れていない方に最適なのではないでしょうか。
・DMMモバイル(公式サイト)
DMM使ってるんで、ここ良いんですが、
八王子駅構内周辺だけアンテナMAXなのに、もの凄い低速になるんですよね。
Zenfone5とか、Goでもなる。
誰かに検証してほしい。
サポートに言っても、対応外とか返答くるんで
どうにもならないんですよね。
駅出たらふつうに快適。
回線主が絞ってる感じ。
コメントいただきましてありがとうございます。
低速になるということで、どの時間帯でも低速になりますか?
時間帯も含め八王子駅構内周辺ということで、利用者が集中している可能性はいかがでしょうか?
改善されないようでしたら、他の格安SIMに乗り換えも検討しても良いかもしれないですね!