この記事をかんたんに書くと…
- ワイモバイルが2018年9月1日より、価格据え置きで高速データ通信の容量が倍増
- 通信速度が速い、スマホの設定はショップで、などの8つのお得な理由がある
- 2年縛りがある、データの繰り越しができない、などのデメリットもある
ソフトバンクの格安SIMブランド「ワイモバイル」が2018年9月1日から、価格据え置きで高速データ通信の容量が倍増されることになりました。今までは、月1GB・10分通話し放題で月額2,980円だったので、他の格安SIMと比べるとかなりの割高感がありました。
しかし、今回の容量倍増により、ワイモバイルの料金プランは以下のようになり、割高感は減りました。
スマホプランS | スマホプランM | スマホプランL |
---|---|---|
2GB・10分かけ放題 | 6GB・10分かけ放題 | 14GB・10分かけ放題 |
月額2,980円 | 月額3,980円 | 月額5,980円 |
さらに、ワイモバイルの他のメリットを考慮すると、格安SIMの中ではワイモバイルが一番お得ということになってきます。(2018年8月3日 現在)
・スマホに詳しくなくても、設定などをショップで行ってもらえる
・全国に約1,000のショップがある
・キャリアのメールが利用できるのでドコモなどにメールが届く
・お昼の時間帯でも通信速度が遅くならない
・月額1,000円のオプションで「時間制限なくかけ放題」になる
・LINEの年齢認証ができるので「ID検索」もできる
・Yahoo!プレミアムが無料で漫画や雑誌も読める
・機種変更時でもスマホの月額割引が適用され安く購入できる
・60歳以上のユーザーは国内通話が無料
それでは順にメリットの詳細を見てみましょう。
>> ワイモバイル の詳細はこちら
目次
スマホに詳しくなくてもショップで設定してもらえる
ワイモバイルは、ドコモなどの大手キャリアと同じように、全国に約1,000店舗のショップがあります。格安SIMは、スマホを購入したら自分でSIMを挿入したり設定したりする必要があるのですが、ワイモバイルならショップで購入したり機種変更したりすることで、スマホの設定などは全て行った状態で受け取ることができます。
さらに、ワイモバイルはソフトバンクグループなので、最近では約1,300のソフトバンクショップでもワイモバイルを扱い始めているようです。店員さんに相談しながら、スマホを購入することができるので、スマホの扱いに慣れていないユーザーでも安心ですね。
キャリアのメールが利用できるので迷惑メール扱いされない
ワイモバイルでは「@ymobile.ne.jp」というメールアドレスを無料で利用することができます。他の格安SIMでもメールアドレスを無料で利用できるところはあるのですが、大きな違いが一つだけあります。
それは、ドコモやau、ソフトバンクにメールを送信した際に、迷惑メール扱いされない(キャリアメールとして扱われる)ということになります。
ドコモなどの大手キャリアでは、迷惑メール対策として「PCメールは受け取らない」という設定が基本的にされています(設定で変更可能)。ワイモバイル以外の格安SIMのメールアドレスはPCメールとして扱われてしまう為、ドコモなどの大手キャリアにメールを送信した際に、メールが届かない、ということになってしまうのです。
送信相手に指定のドメインからのメールは受け取るように設定を変更してもらえば良いのですが、なかなか大変ですよね。。。そんなわけで、ワイモバイルで使えるメールアドレスには、とてもメリットがあるのです。
「キャリアメール」に関しては、こちらの記事でも紹介しています。
>> Gmailでドコモ等にメールが届かない。キャリアメールを500円で取得する方法
お昼の時間帯でも通信速度が遅くならない
格安SIMでは、利用者が多くなり通信速度が遅くなってしまう時間帯があります。一番遅くなってしまうのはお昼の時間帯で、あとは朝と夜の時間帯が少し遅くなりがちです。
ところが、ワイモバイルはソフトバンクの格安SIMブランドということもあり、少し優遇されているのか、上記の時間帯でも比較的遅くならずに利用できるのです。
格安SIMは、通信速度が遅いのが心配、というユーザーや、仕事でテザリングを利用したいけど、お昼の時間帯などに遅くなっては困る、というような場合でも、安心して利用することができますね。
月額1,000円を追加すれば、時間制限なく通話し放題が使える
格安SIMでは、「5分かけ放題」や「10分かけ放題」などのオプションは用意されています。ところが完全に「時間制限なく通話し放題」となると、IP電話を使ったサービスを利用するしかなかったりします。
IP電話だと、通話品質に問題があることが多いので、あまり使えなかったりしますよね。。。 以前は「楽天モバイル」が「完全に通話し放題」のオプションを提供した時期もあったのですが、サービスは終了してしまいました。
ワイモバイルのスマホプランには、10分かけ放題が込みになっているのですが、さらに月額1,000円のオプション料金を追加することで、時間制限なく通話し放題にすることができるのです。これにより、以下の料金で通話し放題で利用できます。
スマホプランS | スマホプランM | スマホプランL |
---|---|---|
2GB・通話し放題 | 6GB・通話し放題 | 14GB・通話し放題 |
月額3,980円 | 月額4,980円 | 月額6,980円 |
月額6,500円 | 月額8,000円 | 月額9,000円 |
下段は、参考までに大手キャリアで、同程度のパケットプランを利用した場合の月額料金なのですが、どのプランでも2,000円~3,000円ほど安くなっていますね。ただ、大手キャリアのような大容量プランは、ワイモバイルには存在しないので、20GB以上の大容量を使いたい場合には、大手キャリアの方がお得に利用できます。
LINEの年齢認証ができるので「ID検索」が利用可能
格安SIMではLINEの「年齢認証」ができません。
その為、ともだちを追加したい場合でも「ID検索」が出来ないので、SMSでともだちを招待したり、直接会ってともだちを追加したりと、少々面倒なこともありました。
唯一、格安SIMでもLINEの「年齢認証」ができるのが、LINEの運営する格安SIM「LINEモバイル」になります。やはりLINEが運営しているということもあって、その点を売りにしています。
そして、ワイモバイルでも年齢認証ができるのです。LINEを利用しないなら必要ありませんが、LINEを利用するユーザーなら、利点になりますね。
Yahoo!プレミアムが無料で漫画や雑誌も読める
ソフトバンクユーザーとワイモバイルユーザーは、月額462円のYahoo!プレミアムの特典が無料でついてきます。これにより、以下のような特典を無料で利用することができるのです。
もし既にYahoo!プレミアムを利用していたり、雑誌の読み放題サービスを利用している場合には、その分の月額料金を削ることができますね。
・100誌以上の雑誌と10,000冊以上の漫画が読み放題
・ヤフオクが無料で利用できる
・Yahoo! ショッピングやロハコでの買い物で、ポイント10倍
・Gyao!ストアやYahoo!ブックストアでの買い物でポイント5倍
・Yahoo!トラベルでの宿泊予約でポイント5倍
・飲食店で使えるクーポンを利用できる
>> ソフトバンクやワイモバイルユーザーは漫画や雑誌が無料で読み放題に!
機種変更時でもスマホを安く購入できる
格安SIMでは、新規やMNP(乗り換え)をする際には、スマホを割引で購入することができるものもありますが、機種変更時にはほとんど安くなりません。というのも、ドコモなどの大手キャリアと違って、毎月の料金が安いので、スマホの代金の値引きができないのです。
その点、ワイモバイルでは、機種にもよりますが、機種変更時でもスマホの月額割引が適用されて安く購入することができるのです。この値引き分を考慮すると、他のワイモバイルのメリットも含めて割高感はほとんどなくなるのではないでしょうか。
例えばiPhone SEに機種変更する場合。ワイモバイルなら機種変更でも1,296円値引きされます。24回分値引きされますので、合計で31,104円値引きされることになります。iPhone SEの金額が58,104円と少々高めに設定されていますが、先ほどの値引きにより、実質27,000円でiPhone SEを購入することができるのです。
他の格安SIMの場合、iPhone SEはAppleストアや家電量販店で購入することになりますが、価格は42,984円になります。それを踏まえると15,984円安く購入することができます。他の格安SIMとの割高分を補うことはできませんが、それでもだいぶ他の格安SIMの月額料金に近づきました。
60歳以上のユーザーは国内通話が無料
そして、2018年8月1日に追加になったのが「60歳以上のユーザーが「かんたんスマホ」を契約した場合は、国内通話が無料で利用できる」というものになります。
本来なら、時間に制限なく通話し放題を利用する場合には、月額1,000円のオプションを利用しなければならないのですが、60歳以上のユーザーが「かんたんスマホ」を利用する場合に限り、無料で利用できるのです。
他にも、スマホの操作に困った時には「押すだけスマホ」で簡単に専用窓口に無料で相談できたり、ワンタッチで音声検索ができたりします。スマホの操作に不慣れな場合でも、安心して利用できますね。
>> 60歳以上は通話無料でワイモバイルが断然お得!容量も価格据置増量
まとめ
もちろん、ワイモバイルにも「キャリアと同じような2年縛りがある」「余った容量の繰り越しができない」というデメリットもあります。格安SIMでは、最低利用期間はありますが、最低利用期間が過ぎてしまえば、いつ解約しても違約金は発生しないのがメリットになります。
ただ、ワイモバイルのメリットを考慮すると、他の格安SIMよりも月額料金が毎月500円~1,000円ほど割高でも、納得がいくのではないでしょうか。少なくても、スマホの扱いに慣れていなかったり、自信がない場合に格安SIMを考えているなら、ワイモバイルにした方が良いかと思います。
また、スマホの扱いにも慣れていて、少しでも安く利用したいなら、他の格安SIMの方がお得に利用できます。スマホの料金は長い期間支払っていくものなので、ご自分の用途にあった格安SIMを選んで、少しでもお特にスマホを使っていきたいですね!
>> ワイモバイル の詳細はこちら